そう、なぜか私の地元のカフェに大和くんがいたのだった。


 ここまでは電車で一時間かかるはず・・・。


 なんで大学近くのアパートに住んでいる大和くんが、こんな何にもないところにいるの・・・?


「あら苗ちゃん、知り合い? じゃあここに座りなね! はい、どうぞ」


「えっ、あ、あの・・・・・・」


 おばちゃんは大和くんの前の椅子を引いてくれた。


 ああ、座るしかないか・・・・・・。