「苗こそ、大和とは良い感じ?」


「っ・・・・・・」


 突然出てきた名前にドキッとした。


 昨日の今日だ。


 つい、あのことを思い出してしまう。


『寝込んでるとは言え男の家に来ちゃうなんて、俺がもし手出ししたらどうするの?』


 顔が赤くなるのが自分でもわかった。


「な、仲良くなったよ! 普通に!!」


「ほお、普通・・・・・・? 聞かせて貰おうか、苗」