その間、美舟さんと陽十香は他の仕事をしていた。
今日は美舟さんが簡単な仕事内容を教えてくれるらしい。
「苗ちゃん、今日はお客さんを席に通すのを完璧に覚えてもらおうかな。と言っても全然簡単なことだけど、一歩ずつね!」
「は、はい・・・!」
いきなりめちゃくちゃ接客係だ・・・・・・。
緊張する。
「ははっ、苗ちゃんリラーックス! 肩の力抜いて」
「あっあの・・・・・・」
雅暉さんは私の肩に手を置いてそういった。
突然のことでまたドキドキしてしまった。
もう・・・・・・私こういうの慣れてなさすぎるなまったく・・・。


