久しぶりのアルバイト・・・ドキドキするな。


「いよいよ苗と一緒に働けるね!」


「いよいよって、ふふ。陽十香も最近始めたばっかりじゃん」


「でも待ち遠しかったんだもん!」


 いつも通り可愛い陽十香。


 おかげで少し緊張が解けて笑顔になれた。


「苗、従業員はこっちから入るんだよ」


「うん、わかった」


 陽十香は店からちょうど裏側にある従業員入り口に案内してくれた。


 わあ、本当にここで働くんだ、私。


 陽十香がドアを開けてくれた。