帰りたくなかったけど、帰るしかないと悟って自分からそう言った。


 もう雅暉さんとデートすることは出来ない。


 雅暉さんの中での美舟さんを超えられないとそんな日は来ない。


 それでも一緒にいると楽しいし、忘れられない。


 家に着いたのは9時半だった。


 もう何もしたくない・・・。


 何も考えたくない・・・。

 
 私はそのまま寝てしまっていた。