雅暉さんの私服・・・・・・。


 大学にいる男の子たちとは違い、一段と落ち着いた格好で年の差を感じる。


 素敵だな・・・。


「だ、大丈夫です・・・!!」

 
 私は緊張しすぎて雅暉さんの目をはっきり見られなかった。


「ん? 目見て話して~~!」


 雅暉さんはそんな私を見て目をじっとのぞき込んで来た。


 ・・・・・・!!!


 ずるいよ!!


 私は顔が真っ赤になるのがわかった。


「苗ちゃん、行こうか。はい」


 と言って、雅暉さんは右手を出してきた。


「ん・・・・・・?」