それから私たちは各々好きな曲を数曲歌って、雅暉さんとの約束の六時半が来た。 陽十香は「楽しんでね!」と言って帰ってしまった。 時計の針が約束の時間に近づくにつれ、胸が高鳴った。 雅暉さんが何分に来るのだろうと焦る。 待ち合わせって、どんな顔で待っていたら良いんだろう・・・。 私はソワソワと携帯を見たり、時計を見たりしながら雅暉さんが来るのを待った。 「苗ちゃん! お待たせ」 駅前の広場に立っていると後ろから雅暉さんがやって来た。 電車に乗って来たのではないみたい。