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『苗、今日の二人どう思う?』


 結局、同じ学部のため午後の授業も二人ずつ席に着き、四人で受けた私たち。


 雨野くんと桐谷くんは、地元がここから遠いらしく、二人とも大学近くに下宿しているらしい。


 そして今日は、陽十香もバイトの面接があるとかで一緒に帰ることが出来なかった。


 私は一人で寄り道もせずに帰路に就いたのだった。


 午後十時。


 夕食を終え、お風呂から上がった私は自分の部屋のベッドでゴロゴロしていた。


 陽十香からのLINEだ。


 ・・・・・・どういう意味だろう。