私がつらい目を見ることを予感して止めてくれた。


 その時も、大和くんだけは私の初恋を祝福してくれた。


 その大和くんだけが、雅暉さんの言動を否定した。


「良い大人は、純粋な10歳以上年の離れた自分の店で雇っている学生に手を出したりしない」


「おい大和、やめとけ」


「悪い・・・・・・」


 雨野くんが止めてくれた。


 大和くんの言っていることもよく理解出来る。

  
 確かに雅暉さんは、深く考えていないんだろうけどよく私の頭をなでたり思わせぶりな発言をしてくる。