私と陽十香は話を終えて、気持ちを切り替えるためにありささんや空さんと楽しく話しながらご飯を食べた。 如月のメンバーは本当に温かい。 私は嫌なことも少し忘れて笑えるようになった。 楽しい。 雅暉さんたちが用意してくれた料理はどれもおいしいし、みんなとこうやって仕事以外で会えるのも初めてで楽しかった。 「苗ちゃん!」 「あっ・・・・・・」 美舟さんがこちらに駆け寄ってくるまでは。 私は反射的に目を逸らしてしまった。