私たちはみたらし団子とヨモギのお団子を一本ずつ注文した。


 まだ他にも行こうといているお店があるらしいのでお腹がいっぱいになってしまわないように、四人で二本を分ける。


 私と大和くんはみたらし団子を選んだ。


「いっせーのーで」で指を指したら、大和くんと意見が合ったのだ。


「苗、先に食べて良いよ」


「ありがとう」


 私は大和くんからお団子を受け取り、一口食べた。


 みたらしがお団子に染みていてとてもおいしかった。


 陽十香と雨野くんに目をやると、雨野くんが「アーン」をして食べさせていた。


 す、すごいラブラブなんだな・・・・・・。