「苗、あんまり頑張りすぎるなよ。俺はいつでもいるからな」


「ありがとう・・・・・・」


 私はまた溢れそうになった涙をこらえながらカレーを口にした。


 大和くんの優しさが身にしみた。


 強い味方だな、本当に。


 大和くんは私の横で少しだけ悲しそうな顔をしていた。


 大事な友達にこんな顔をさせてしまうような恋は、良くないのだろうか・・・。


 この気持ちに良いも悪いもないけれど、好きにならない方が良い相手だということは間違いない。

 
 雅暉さんが二人いれば良かったのに。