雨野くんからも、陽十香が送ってきてくれたのと同じ写真が送られていた。


 私たちは顔を見合わせて微笑んだ。


「起こしてくれてありがと」


 大和くんは小声でそう言った。


 そして真面目にノートを取り始めた。


 私がわがままで起こしただけなのに、真面目だな・・・・・・。


 私も同じようにノートを取った。


 10時30分。


 チャイムが鳴り、一限の終わりを知らせた。


「今日はお昼どこに食べに行く?」


 二限が終わったら12時10分で、大学の近くの料理屋さんはたくさんの学生で混んでしまう。