二日前のことが頭をよぎる。 あんなことをサラッと言ってしまう大和くんは、きっと女の子の扱いが上手なんだと思っていた。 「ちゃんと好きになって付き合ったことはないよ」 「・・・・・・そうなんだ」 ちょっと気になる言い回しだけど、なんとなく聞かないでおいた。 「あ、隆平からLINEだ。映画見終わったらしい」 大和くんの携帯の画面が明るくなった。 「ほんとだ、もう四時過ぎてる」 「何してんの、って聞いてる。ちょっと苗こっち来て。ん」 「えっ、ちょっ・・・!」