医者の彼女

…まって。何でここに?

そこには最近はあまりお見かけしなかったが、
常連のおじ様…と、常田先生と和弥さんが。




…ここでは会いたくない。




そう思って、出来るだけ離れた所で接客をするが、
お店自体そんなに広くもないし、カウンターしか
ないからスタッフの人数もたかが知れてる。

スタッフ「はつきちゃん、こっちにブランデーの
ロックお願いできる?」

「は…はーい」

まさにその席にいるスタッフに呼ばれる。

「お待たせしました、ブランデーのロックです」

客「…ありがとう。そういえば、久しぶりだね。
お酒一杯どうだい?」

「申し訳ありません…今少々お酒を控えてまして…
ノンアルコールでお相手させて頂いても?」

客「もちろんだよ。」

「ありがとうございます。」

客「今日は新薬の事で先生方にお話しさせて
いただいてたんだ。もう少し話したいと思って、
私が無理やりつれてきたんだがね。」

「貴重なお話の場に当店を選んでいただき
ありがとうございます。ごゆっくりお過ごし下さい」

このおじ様は店長の知り合いらしく、今日みたいに
接待の後、他の店が閉まったあとに話の続きを
する際、うちの店を使ってくれるらしい。