……


どれくらい経ったか。

目を覚ますと呼吸は楽になっていて、
遠くで話し声がきこえる。

慶太「…そうだったのか。」

和弥「俺も詳しくは知らない。
時期を見て聞いてみるつもりだったが…
あの様子じゃおそらく入院も厳しいだろう…」

慶太「でも…いや。まぁ、そうだな。とりあえず
今日はもう遅いし1泊、ここで様子見よう」

しばらくすると2人が来る。

慶太「…目覚めたんだね。気分はどう?」

「…清水さん⁇なんでここに…」

慶太「覚えてない?発作起こして病院に来たんだよ。」

そっか、発作起こして運ばれて…
そういえば和弥さんも慶太って叫んでたような。

…少しずつ思い出してくる。

「あの…私…すみません。」

無口なイメージだった慶太さんけど、
こうやって話すと優しく穏やかな口調。
救急の先生だったんだ…

慶太「いやいや。これが俺たちの仕事だから。
一度診察したいんだけど…和弥の方が安心かな?」

そういうと、和弥さんが来て診察される。