ご飯を食べ終わり、
聴診をされようとしているんだけど…

椅子に座る私と、目の前には聴診器を持った和弥さん。

…凄く恥ずかしい。
病院では怖いって気持ちがまさってたけど、
家だし、白衣着てないし、まるで雰囲気が違う。

和弥「じゃ、ちょっとでいいから服あげて」

「…」

まって、心の準備が…

和弥「早く、俺仕事行かないと行けないんだけど」

うん。わかってる。わかってるけど…

「…恥ずかしい…」

和弥「別に脱げっていってないだろ。
それに聴診なんてもう何回もやってる。」

「…」

そうだけど、この状況は恥ずかしいでしょ…

和弥「…ベッド連れてって、診察してやろうか⁇」

「なっ‼︎…っ…」

この人、朝から何をいってらっしゃるの…⁇
顔がカーッと熱くなる。

「い、いえっ‼︎こ、ここ、ここで…大丈夫です…」

心臓もたないよ…

和弥「…緊張してんの⁇めっちゃ早いんだけど…」

ニヤリと笑って聴診を続ける。
…誰のせいよ。

和弥「…うん。まだ喘鳴あるから、薬飲んで
ゆっくりしておく事。なんかあったら連絡して。
これ病院の番号。俺の名前言って繋いでもらえば
いいから。わかった?」

頷く。
恥ずかしくて顔見れない…