「あ…あの。ここは?」

和弥「あぁ。俺んち。」

「えっ⁉︎」

おれんち…⁉︎って事は家⁇
しかも、あぁ。って…。
何しれっと自宅に連れて来てるのよ⁇
いや、着いて来た私もバカなんだけど…

和弥「1人にすると本当にヤバそうだから。
とりあえずは俺の目の届く範囲に居てもらう。
…最近、寝れてないんだろ?」

そう、私はあれから寝ようとするとまた発作が
起きるのではと怖くなり、寝れなくなっていた。

和弥「とりあえず、このベッド使っていいから、
ここに寝てて。」

「っ‼︎でも…そんなご迷惑かけれません。…」

帰ります、と言うより前に言われる。

和弥「いや、これは俺の勝手だから。
仕事中でもここなら病院近いし、何かあっても
どうにか出来るからな…。しばらくはここで
療養してもらう。…とりあえず、
もうしばらくしたら、俺は病院戻るけど、
家にあるものは好きに使ってもらって構わない。
仕事から帰ってきたら、着替えとか取りに
連れていくから。それまでは大人しくしてて。」

「はい…でもあの…いいんですか?」

「そうしてもらわないと困る。
断るなら無理やりにでも入院して貰わないと
いけないから…」

あーそっか。私が入院できないって言ったから…。
なんかもう情けなくなってくる。

やっぱり余計な事言っちゃったかな…

あれから病院に行ってもお金も払ってない…
気付いたら精算や薬の処方も全部終わって
迎えに来てくれている。