夜9時頃、和弥さんが帰ってきた。
最近にしては珍しく少し早い帰宅。

嬉しい事だけど…

「お帰り。今日はちょっと早かったんだね」

和弥「まぁな…。ごめん、ちょっとキツい
からもう寝る」

「えっ…あ、うん。」

今日は少しゆっくり、まったり出来るかなとか
思ったのに…と少し寂しい気持ちにもなりながら、
部屋に入っていく和弥さんを見送る。

お疲れだもん、仕方ないよね。

そう自分に言い聞かせる。








ー翌朝ー

いつもの時間になっても和弥さんが起きてこない。

…寝坊なんて珍しい。
そう思いながら起こしにいく。

「和弥さーん。朝だけど…っ⁉︎」

起こそうと体に触れると熱い。

…すごい熱。汗かいてるし。

こ、こういう時ってどうすればいいの?

とりあえず、タオルを濡らしておでこにのせる。

「和弥さん…大丈夫⁉︎すごい熱。
今日はもう仕事休んだら…?」

和弥「…あぁ、そうする。」

そう言うと病院に連絡していた。