✬ 「...っ、こんなにも、好きになるつもりなかったのになあ...」 走り去っていく玲司の姿。 「さよなら」 そう口にしたわたしを、玲司はどう思っただろう。 わたし、上手に笑えてたかな。 玲司の過去をきいたとき、すべてがわたしの中で一致した。 美玲があのとき動揺した理由も、怯えていた理由も。 玲司のことを先輩と呼ばず生徒会長と呼んでいた理由も。 美玲はどんな気持ちで玲司と仲良くなったんだろう。 どんな気持ちでわたしを祝福してくれたんだろう。