「まあいいや。話ってなに?」

でも先輩はそれほど気にならなかったのか、美玲が去っていた方向をみていた視線がわたしのほうに向きなおる。


「え??」

「遼河さんからきいた。友達が話したいことあるからって。まさかキミだったとはね」


ええ、美玲そんなことまでいっちゃったの??


なんかこの空気でいうの怖いんだけど。



「あ、えーと、その...」

でもあれだよね、このシチュエーションはもう告白以外ないよね。


「ん?」

きっと先輩だって勘づいてるはず。


「好きです!付き合ってください!」

いった。いったぞわたし。

もうどうにでもなれ。

お辞儀したまま手を出したわたし。

なんかの番組の告白でありそうなやつだ。