ガラッ…

バタバタバタ……




パシュッ!!_!





勢いよく襖が開いて作業場に肩で息をした京ノ介が飛び込んできた。
府屋をぐるぐると見回さして一点を見つめると脇目も振らずに美桜の前に膝間付いた。

「…おっ、おかえりなさい……えっ……?」

「私が護ります」

姿を見つけるなり抱きしめられた彼女は何が起きたのか分からず唖然とした。

「私が何があっても守り抜きますから」

「……おい、こら。京」

隆之介の声にはたと我に帰ったようになおり、座った。


「説明しろ」

「そのままです」

「おなごが今の言われてどう、思うかを考えての行動かって聴いてんだ。」

「私なら平気ですから。」

彼女は立ち上がって背中を向けた。
……きっと、何か。



「京、さっきのは」

「隆之介さん、私がここにいたいんです」