「はあ!?お前誰だよ!?」
「えっ と、傍観者?」
誓都は自分でもよく分からないので適当に答えると。
余計に刺激してしまったみたいでさらにキレている。
が、先ほどから校舎の方が騒がしいのにこの人達は気付いていないのだろうか。
こちらとしては面倒事は嫌いだから忠告してあげているのに。
「さっきから校舎が騒がしいんだよ。多分その女の子探してるんじゃない?だからおねーさん達に忠告してるんじゃない。そろそろ止めた方がいいよ?って。」
誓都がそう言ったとたん数人の女子生徒はハッとした様子をしてから。
「覚えとけよ!さっさとあの人たちから離れろよ!」
と、捨て台詞を吐いて走って逃げていってしまった。

