誓都は両手を合わせてからお箸を手に取った。 綺麗に巻かれた卵焼きを食べると出汁の味がする。 誓都が甘い卵焼きが苦手なことを裕司は忘れていないようだ。 口元を緩めながら裕司のお弁当を食べていると数人の女子生徒が1人の女子生徒を引き摺りながらやって来た。 「えぇ、まさかの修羅場?」 誓都は思わず溜め息をついた。 「あんたホント調子乗ってるよねふざけんなよブスの癖に!!」 なんてバカなことを叫びながら体育館の壁を蹴っているケバケバ化粧の女子生徒。 「うわー、リンチ。」