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「ねね、ナカタ。右か左、どっちがいい??」
うきうきとアカネが声をかける。
「…もうどっちでもいいから早くやってくれ…」
はぁっとため息をつきながらされるがままの俺。
「え、じゃあ右でいい??」
「もうなんでもいいから…」
「じゃあ右ね!!
ネットに男の人が右耳にピアス開けてたらゲイってことって書いてあったから、ナカタ高校でそういう目で見られるね!!
やったね!!」
そういって俺の右耳を握るアカネにサぁっと血の気が引く。
「じゃあいっきまー…「アカネストップ!!!ストップ!!!!左!!!左でお願いします!!!」
そう叫ぶ俺に聞こえた笑い声。
そうっとアカネのほうを向くと意地悪く笑っているアカネが見えた。
「嘘だよ、そんなことするわけないじゃん。」
そうくすくすと笑うアカネに一気に脱力した。
「よしよし~びっくりしたね~、カズくん。」
そういって俺の頭をわしゃわしゃするアカネにまた心臓が揺れる。
「もう、ほんとお前ヤダ…。」
そんな俺の心の声にアカネはまた笑う。
「ごめんごめん、じゃあいくよ~」

