「いやいやいや、俺ピアス開けたいって言ってないんだけど…。」
そんな話した覚えすらないし、何より俺は痛いのが苦手だ。
そしてアカネもそれを知っている…はず。
「うん、聞いてない。開けたいのも私だし。」
そういいながらアカネは俺の耳から手を放し、ゴソゴソとカバンをあさりだす。
「あ、じゃもしかしてアカネのを開けてってこと??」
なんだなんだ聞き間違いか…「違う違う、私のも開けるけど、その前にナカタで練習しようと思って。」
ズザザッ。
そういって俺の前にピアッサーを2つ取り出したアカネから勢いよく離れる。
「…冗談???だよな??」
そういって笑ってみるもアカネは笑顔を崩さない。

