最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます

松田さん、本当に困ってそうだ。


「でしたら、ぜひうちで働いて下さい。島田さんが選んだ人なら間違いない。面接無しで大丈夫ですよ」


絢斗……


すごい、やっぱりめちゃくちゃ優しい。


「それがいいですよ! 『グレースホテル東京』なら、いろいろ勉強もできますし。最高じゃないですか」


茅野君も言った。


「そ、そんな! 僕があの『グレースホテル東京』で働くなんて……」


「松田君。せっかくのお話、甘えようよ……私、松田君にもあのホテルのこと知ってもらいたい。日本で1番素晴らしいホテルだから」


しばらく考えていたけど、松田さんは、


「萌佳がそう言うなら……でも、本当に……いいんですか?」


申し訳なさそうに言った。


「もちろんです。すぐにでも来て下さい。人事には話を通しておきます。安心して下さい、最高のフロントマンがきちんと指導してくれます」


絢斗も、何だか嬉しそうだった。