最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます

萌佳のすぐ後ろで優しく微笑む男性。


「初めまして、松田です。今日は萌佳に付いて来ました……すみません」


ほんの少しだけぽっちゃりした、とても優しそうな黒縁メガネの婚約者さん。


萌佳のほんわかした雰囲気と重なって、すごくお似合いだと思った。


「大歓迎ですよ、松田様。お越しいただきありがとうございます」


茅野君、すっかり旅館の人になってる。


「総支配人と一花には、イケメンと結婚するって約束したのにね。ちょっと……」


萌佳が、松田さんをチラッと見た。


「イケメンじゃなくて、悪かったね」


松田さんがすねたように言った。


そのやり取りがとても楽しくて。


萌佳……すごく幸せそうだ。


「松田君は、私がアメリカのホテルにいた時の同僚なの。同じフロントの。すごく頼りになって。こう見えて男らしいのよ。気持ちは……かなりのイケメンだから」