最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます

処置をしてから、看護師さんが私達に赤ちゃんの顔を見せてくれた。


「可愛い……」


小さな小さな命の誕生、あまりの愛おしさに、また泣けた。


待ち焦がれた赤ちゃんに……


やっと、会えた。


私は数日の入院の後、退院して赤ちゃんと共に家に戻った。


それからしばらくは、てんてこ舞いの日々。


慣れない子育てに悪戦苦闘しながらも、絢斗の助けもあり、何とか頑張った。


コンシェルジュの方が楽かも……なんて、たまに思いながらも、やっぱり子どもの可愛さには何も敵わなかった。


「深月北斗(みつきほくと)君。ただいま……」


北斗と名付けた我が子も1歳になり、少しずつ言葉も出るようになった。


「パパ、パパ」


「北斗、今日も元気だったか?」


北斗を抱きかかえ、頬ずりする絢斗。


この時の絢斗は、「お父さん」になっていた。


副社長でも、旦那さんでもなく……


優しくて、頼もしい、お父さん。