「赤澤くん…」 「ゆず…」 「悪い、遅くなった」 その姿は、赤澤くんではなくて、yuzuだった。 改めて見ると、本当にかっこいい。 「お前が彩ちゃん呼び出したの?」 新島くんの問に、赤澤くんが頷く。 「お前らにも聞いて貰っとこうと思って」 「?」 赤澤くんは、私の向かいに腰を下ろしジッと見てくる。 「佐伯彩。俺のマネージャーやってくれない?」 「……」 「「……」」 「…は?」