「それよりどう?1番前の居心地は」 「もー最悪だよ〜何かと先生と目合うし当てられるし居眠り出来ないし」 翔子は心底嫌そうに首を振る。 「それはご愁傷さまです」 「他人事だな〜彩は。まぁでも彩も災難だね。隣来ちゃったから」 「ほんとだよ…私の特等席が」 「まぁいいじゃん、害無さそうだし」 「…」 私もそう思ってたんだけどね。 『頭良くないね』 あの言葉が頭を巡る。 …なるべく関わらないようにしよ。