「すごいじゃない。レイラ! ……いや、本当はライラなのかしら? あなた、宣伝通りここでプロポーズなんて!」
「全然ロマンチックではありませんでしたが?」
竜王様に連れられて都に戻る時、シャトルーズさんがそう言ってはしゃいでいました。
いや自分でもびっくりしていますって。
「ライラ、行くぞ」
「はい」
竜王様に促され、乗り込む王家の紋章入り馬車。来た時の荷馬車とえらい違い。
なんでこうなった。
私、竜王城の下っ端メイドでよかったんだけど。
でもまた竜王様のおそば近くにいられるようになること、うれしく思っている自分もいるんですけどね!
「全然ロマンチックではありませんでしたが?」
竜王様に連れられて都に戻る時、シャトルーズさんがそう言ってはしゃいでいました。
いや自分でもびっくりしていますって。
「ライラ、行くぞ」
「はい」
竜王様に促され、乗り込む王家の紋章入り馬車。来た時の荷馬車とえらい違い。
なんでこうなった。
私、竜王城の下っ端メイドでよかったんだけど。
でもまた竜王様のおそば近くにいられるようになること、うれしく思っている自分もいるんですけどね!


