書類が机の隅にきちんと積み上げられた頃、お茶のいい香りがふわりと部屋に広がりました。
「こちらがプレーン、こちらが乾燥した果物を入れたものです」
やったぜ出番! 私はいそいそとクッキーの説明をしました。今日のクッキーは、干しぶどうのようなものを小さく刻んで入れたんです。
「ふむ……そうか。では下がっていいぞ」
竜王様は満足そうにうなずきました。どうやらなんの粗相もなくミッションコンプリートしたようです。
これで竜王様のティータイムが始まりますね。甘いものを食べてお疲れ吹っ飛ばしちゃってください。
「では、失礼いたします」
竜王様はこれからご休憩。お邪魔にならないよう、私とマゼンタ、そしてフォーンさんが部屋を出ようとすると。
「ライラックはここに残れ」
竜王様からまさかのご命令。
「はい?」
「ライラックですか?」
「こちらがプレーン、こちらが乾燥した果物を入れたものです」
やったぜ出番! 私はいそいそとクッキーの説明をしました。今日のクッキーは、干しぶどうのようなものを小さく刻んで入れたんです。
「ふむ……そうか。では下がっていいぞ」
竜王様は満足そうにうなずきました。どうやらなんの粗相もなくミッションコンプリートしたようです。
これで竜王様のティータイムが始まりますね。甘いものを食べてお疲れ吹っ飛ばしちゃってください。
「では、失礼いたします」
竜王様はこれからご休憩。お邪魔にならないよう、私とマゼンタ、そしてフォーンさんが部屋を出ようとすると。
「ライラックはここに残れ」
竜王様からまさかのご命令。
「はい?」
「ライラックですか?」


