そうか、執務室って、会社の重役室みたいなものなのね。そりゃトープさんも聞き返すわな。
「なるほど。じゃあ、竜王様のです」
私はなんの気なしにけろっと答えたんだけど、トープさんは一瞬動きを止めました。
「竜王様ぁ!?」
次の瞬間、素っ頓狂な声が響きました。
「はい、そうですよ?」
「な、な、なんでまた……?」
トープさんがダークグレーの瞳を目いっぱい見開いています。
「さっき冷蔵庫のところでお会いしたんです。それで、おやつが欲しいって言われて」
直接『おやつが欲しい』とは言われなかったけど。まあ、意訳。
さっきのトープさんの声でこちらに注目したメイドさんたちも、私たちの会話を聞いて、手が止まっています。
「竜王様が?」
「はい」
「じきじきに?」
「はい」
「本当かい……」
「なるほど。じゃあ、竜王様のです」
私はなんの気なしにけろっと答えたんだけど、トープさんは一瞬動きを止めました。
「竜王様ぁ!?」
次の瞬間、素っ頓狂な声が響きました。
「はい、そうですよ?」
「な、な、なんでまた……?」
トープさんがダークグレーの瞳を目いっぱい見開いています。
「さっき冷蔵庫のところでお会いしたんです。それで、おやつが欲しいって言われて」
直接『おやつが欲しい』とは言われなかったけど。まあ、意訳。
さっきのトープさんの声でこちらに注目したメイドさんたちも、私たちの会話を聞いて、手が止まっています。
「竜王様が?」
「はい」
「じきじきに?」
「はい」
「本当かい……」


