最後の夜

「さあ、着きました。僕の家。」

普通のアパートだった。

階段を上がって、二階の真ん中の部屋に通してもらう。

玄関にはたくさんの靴、奥から男の声がする。

「ただいま」
「お邪魔します…」

居間の扉を聡志が開けると、一斉に視線があたしに集まった。