けれど岸田くんと連絡先を交換して『調子に乗ってる』など思われたくない。
どうしようか悩んでいると……。
「悠二、今日バスケしねぇのかよ!」
「……ああ。なんか体がだるい」
宮永くんの大きい声が聞こえ、思わず私の席に視線を向ける。
男の子たちの多くはご飯を食べ終え、今から外で遊ぶみたいだけれど。
悠くんはめずらしく、参加しないらしい。
宮永くんもそれにおどろいている様子。
「体がだるいって……」
悠くんが参加しないということで、クラスの女の子たちは少し残念そうだ。
どうしたのだろう。
悠くん、大丈夫かな。



