「それでもダメです……!」 私たち4人は一緒に行動しているけれど、別行動と言っても過言ではない。 それほど男女の間には距離があったのだ。 「じゃ、じゃあ私は清水くんと一緒に行動するね……!だから由良ちゃんは宮永くんの隣に行くんだよ」 「う、うん……でも彩葉は大丈夫?」 「私……?」 「清水と一緒に歩くの」 「ううん、私は大丈夫だよ……!」 また、だ。 また私は機会を無駄にしてしまった気がする。