恥ずかしい、けれど。
思考が鈍くなる中で、私は悠くんの思うがままだった。


結局今日も好き勝手されて。
悠くんが満足した頃にはヘトヘトだった私。

けれどようやく甘やかされタイムに突入だ。
悠くんにギュッと抱きしめられ、私も彼にピタリとくっつく。


「本当にくっつくのが好きなんだな」
「うん、好き……!悠くんにこうするの大好き」

もちろん悠くん限定である。
こんなこと、他の人にはできない。


「あー……普通に疑問なんだけどさ、俺たちって付き合ってねぇよな?」

「……っ!?
な、な、なにいきなり……付き合ってないよ!?」


びっくりしすぎて勢いよく顔を上げると、悠くんの整った顔が視界いっぱいに映った。