私はまだ物色中だと思われる黒羽くんに近付いていった。
「黒羽くん」
「うわっ!ビックリしたぁ!」
「そんな驚かなくても...」
「さあやのイメージと対話してる時に来るんだからそりゃびっくりするだろうが」
イメージと対話?
なんかちょっと危ない人じゃない?
「それより何だ?終わったのか?」
「うん。私はバッチリ」
「おれの方は全然だ。着てほしい服が有りすぎる。さすがさあやだ」
「なら、試着して似合うやつ決めるよ。私も黒羽くんに1回来てもらいたいし、とりあえず試着室いこう」
「分かった。そうする」
着てほしい服が有りすぎる、か...。
三上さんも良く言ってたなぁ。
母と三上さんとお買い物しに行った時、母は私に薔薇が描かれたワンピースを押し付ける傾向があった。
母は薔薇が大好きで、プロポーズの時は薔薇を100本もらったと自慢してはその話を色んな場面で引きずっていた。
三上さんはそんな母とは対照的に私に色んな服を持ってきていた。
「お嬢様にお召しになって頂きたい服がたくさんあって困ります。奥様がお選びになったスカートも良いですが、私はこちらのピンクのスカートが春らしくて良いかと...。あとこちらとこちらのトップスが可愛くて...」
「でしたら、試着して似合うものを選びますね」
「はいっ!」
「黒羽くん」
「うわっ!ビックリしたぁ!」
「そんな驚かなくても...」
「さあやのイメージと対話してる時に来るんだからそりゃびっくりするだろうが」
イメージと対話?
なんかちょっと危ない人じゃない?
「それより何だ?終わったのか?」
「うん。私はバッチリ」
「おれの方は全然だ。着てほしい服が有りすぎる。さすがさあやだ」
「なら、試着して似合うやつ決めるよ。私も黒羽くんに1回来てもらいたいし、とりあえず試着室いこう」
「分かった。そうする」
着てほしい服が有りすぎる、か...。
三上さんも良く言ってたなぁ。
母と三上さんとお買い物しに行った時、母は私に薔薇が描かれたワンピースを押し付ける傾向があった。
母は薔薇が大好きで、プロポーズの時は薔薇を100本もらったと自慢してはその話を色んな場面で引きずっていた。
三上さんはそんな母とは対照的に私に色んな服を持ってきていた。
「お嬢様にお召しになって頂きたい服がたくさんあって困ります。奥様がお選びになったスカートも良いですが、私はこちらのピンクのスカートが春らしくて良いかと...。あとこちらとこちらのトップスが可愛くて...」
「でしたら、試着して似合うものを選びますね」
「はいっ!」



