『牙紅様！何処にいかれるのですか？』

『牙紅様！』

『いやよ！私を置いて行かないで』

『お願い！牙紅様！！』

ﾊｯ

「はぁ、はぁ、はぁ。。夢か。」

そういや、俺がまだ小さい頃近所に住む一人の女の子らしい男の子が隣の家に住んでいた。

その子は特別俺のことを牙紅様と呼ぶ子だった。

そして、俺がその子と知り合って3年後。

俺が引っ越しをすることになった。

理由はよくある親の会社事情。

そういや、あの子親が居なかったんだよな。

あの子と知り合ったきっかけがある。

学校帰りに公園で一人寂しくブランコに乗っている可愛らしい男の子がいた。

その男の子は名は名乗らず『好きな名前で呼んで』と言った。

俺はその子の事をペットのように『ポチ』と名付けた。

別にポチという名前にしたことに意味はない。

どうしてここにいるのか聞いたら『暇だから』と、一言。

俺はそれを境目にいつも公園にいるポチの元に学校帰り公園にい行き遊んでいた。