「いやだわ、この先は沼地じゃない」
この沼のあたりは、昼間でもちょっと気味の悪い場所だった。
沼地を通る1本みちに差し掛かると何やらたくさんの話し声のようなものが聞こえる。
「なんだか背中がゾクゾクする。暗いし懐中電灯を持ってくるんだったわ」