壮馬と夏美は 仕事も 順調だった。


壮馬は 常務として 樹の 片腕を担う。


夏美も 開発課で 十分な実績を 上げていた。



父も母も、夏美の 活躍を喜び 全力で 応援してくれる。
 



壮馬の 妻になっても 変わらない態度で 地味な仕事も こなす夏美。


そういう努力が 自信になると 夏美は知っている。


そして まわりの社員も 夏美の仕事を 認めてくれる。


堅実な 仕事振りと 前向きな熱意で 夏美は 優秀な 研究員になっていた。