「……つまり、どの時代かは分からんが、未来から来た…と申すのだな?」
彼が私にそう問う。
私は懸命に頭を振り、何度も頷いた。
「………ははははっ!」
すると、お父さんが楽しそうに笑い出す。
なんで笑ったのかよく分からず困惑しながらお父さんを見ていると、一通り笑い切った後、お父さんが私の顔を見て、
「…ああ、すまない。面白いことを言い出すものだから、つい」
面白いこと…。
全く面白くないんですけど…。
再び笑い出したお父さんに、どう反応したらいいのか分からず固まっていると、
「父上、佐江宗(さえむね)、何があったのじゃ?」
という声がして、障子が開いた。
すると、そこに立っていたのは……
「えっ………」
「……あっ、お主…」
彼と同じ顔をした、男の人だった。


