another world〜夢の中だけで逢う君との恋戦国〜




そう答えると、二人は不思議な顔をして私を見る。



そりゃそうよな…未来なんて言ったって意味分からないよな。

私も分からないもん。

こんなセリフを言う日が来るなんて、思ってもいなかった。



「…未来とは、土地の名か?」

「未来です……2020年から来ました」

「2020年?」

クエスチョンマークが頭の上に見えそうなほど、意味が分からないという気持ちが伝わってくる。


「それはいつの時代だ?」

「いつの時代って言われても……あっ、今、何年ですか?」


もし、もしも本当にタイムスリップしたのだとしたら、単なる説明のためだけでなく、今いる時代が何年か私自身も気になった。


「今は、永禄7年だ」

「え、永禄……」

それって何年だ?


ああ、2020年が通じないのは西暦を使っていないからか…。
その返答を聞いて、私はそのことに気づいた。