両親に逆らうなんて考えたことがなかった。



「おーい!いおり!!早くしろ、行くぞー!?」



私が何も言葉を発せずにいると公園の外から声がした。



「おう、今行く。じゃーな、風邪ひくなよ。」



そう言って去ろうとする男の人。



「あ、あの!色々とありがとうございました!」



少し噛んでしまった、、、うぅ



男の人をみると一瞬かたまった様にも見えたが、少し微笑んで友人であろう人の所へ去っていった。