添い寝ふれんど






「てっきり、三科先生とうまくいってるから添い寝ふれんどに乗り気じゃないと思った」

変わらず口を尖らせながらいう未生に少しうんざりする。

「だから、違うって~わかったわよ。説明だけでも聞いてくるよ」

ため息交じりに呟くと、未生は待ってました!と言わんばかりの目でこちらを見る。

「そうだよ!話だけでも聞いてきなよ!で、そのまま予約してきな!礼愛、明日休みでしょ?明日行ってきな」

捲し立てるように早口で言った未生は満足したかのようにご飯を頬張り始めた。

私は、また未生にしてやられたとため息を零すものの気にはなっていたので説明だけ聞きに行くことにした。

「いい人がいるといいねぇ」

なんていう未生に

「まだ、予約するとは決まってないよ」

と軽く返しお昼休憩を終えた。