記憶を失ったキミに、100本の薔薇を。





その日はまともに授業が受けれなかった。







周りの目なんて気にする余地もない程ぼうっとしていた。







とにかく、七奈のことが心配だった。







その日の昼休みは、七奈のクラスに行った。







七奈の席を見ると、七奈は居なかった。







その代わり、前の席にいた凛花が俯いていた。