クラスに戻っても、俺は七奈の事が心配で仕方なかった。 七奈がもし脳の何らかの病気だとしたら? 七奈がもしそのせいで記憶を失ってしまえば? 七奈がもしそのせいで命を落としてしまう病気だと分かったら? 七奈がもし命を落としてしまう病気だとして、本当に命を落としてしまえば……? 俺はそんな事まで考えてしまって、鳥肌が立ち、冷や汗をじとりとかいて、また更に寒気がしてきた。