蒼の腕から逃れようと身を捩ると、
蒼に体を押されて、床に寝転がるような形になって。
すぐに体を起こそうとしたけど、蒼が上から覆いかぶさってきて起き上がることが出来ない。
「あ、蒼…!退いてよ!
重い…っ」
「……俺くらい、すぐに退かせよ」
「……そんなこと言われても…!」
「俺くらい退けられないなら、
お前クマにめちゃくちゃにされるんじゃねぇの?」
水着の、レースの部分を引っ張ると、
蒼の視線が、私の胸へ集中した。
「こんな水着…今にもこぼれそう」
「っ!!へ、変なこと言わないで!!」
「こんなの、他のやつに見せる気?」
「だってこれしかな……って、ちょっ…」



