好きになってはいけません。




縁があるんじゃないかな?と芽依に言うと、やめてよ!と返された。



「合コンのノリでもわかったもん。
合コンに来るあのエリート校の男なんて相当遊んでる」


「……わからなくもない」



現に蒼がそうだしね。



「捨てられるくらいならやめた方がいいでしょ」


「……まぁ…。
大事にしてくれる人の方が絶対いいよね」



『そうそう!』と話してる間に、車がとまった。


友樹くんが外にいる人と話すと、後部座席のドアが開いて、


キレイな女の人が乗ってきた。



「蒼、おはよう」


「はよ。
気合入ってんな、笑美(えみ)


「え?」


「水着透けて見えてる。
もう着てきたのかよ、はえーな」


「ちょっと、気付いてても言わないでよねー!」